数年以内のIPOを見据え、事業・組織ともに急成長フェーズにあったIT企業様。
プロダクトやサービスの拡張に伴い、Web・LP・営業資料・DTPなど、社内で扱うクリエイティブ領域は年々増加していました。
一方で、「このままの体制では、IPOを見据えたブランド・品質統制が難しい」という課題感を持たれ、クリエイティブチームそのものの再設計を目的に縁デザインへご相談をいただきました。
IPOを見据えるIT企業様より、クリエイティブ組織立ち上げのご相談
プロジェクトを担当したデザイナー
デザイン会社で商空間、展示会、イベント、広告、WEB制作など、クリエイティブ全般のディレクション業務に携わり、シードフェーズのベンチャークライアントから大手ナショナルクライアントまで、経営課題をデザインの力で解決。マーケター兼デザイナーとして CI、VI、 BI の構築から、組織推進を図り各種企業の課題改善に従事。
相談内容
主な課題
・社内にデザイナー・コーダーは在籍しているが、各部署に分散配置されており、横断的な連携が取れていない。
・会社として一貫したクリエイティブ方針・品質基準が存在しない。
・クリエイティブを統括する責任者が不在
・部署 ⇄ デザイナー間の認識ズレにより、手戻り・品質のばらつきが発生
・個人最適になりがちで、ナレッジが組織に蓄積されない
結果として、
「生産性・クオリティ・チームワーク」すべてが伸び悩む状態に陥っていました。
アサインしたエキスパートデザイナー
役職:クリエイティブディレクター
支援期間:約2年半
制作だけでなく、組織設計・プロセス設計・人材育成まで担えるディレクターを専属でアサインしました。
支援概要
・チームワーク・連携体制の構築
・タスクの棚卸し/業務整理
・プロジェクト進行管理・制作フロー整備
・クオリティチェック・品質基準の策定
支援詳細
①クリエイティブチームの再起動
まず着手したのは、
「個々で動いていたデザイナーを、1つのチームとして機能させること」。
・メンバーごとの適性・得意領域を整理
・役割分担と責任範囲を明確化
・依頼〜制作〜確認までのフローを再設計
・チーム内ルール・共通言語を整備
さらに、定期的なナレッジシェアの場を設けることで、
属人化を防ぎながら、アウトプット全体の底上げを図りました。
② ディレクション体制の確立による生産性向上
これまで、依頼主とのコミュニケーション不足により
制作物の方向性がブレ、品質にばらつきが出ていました。
そこで、
・依頼時のヒアリングフェーズからディレクターが介在
・与件・目的・優先度を整理
・デザイナーが迷わず制作に集中できる環境を構築
結果として、手戻りの削減・制作スピード向上・品質安定化を実現しました。
③ デザインルール・基盤づくり
IPOを見据えた企業にとって欠かせない、
クリエイティブの再現性・統制にも着手。
・制作フォーマットの整備
・デザインガイドラインの策定
・将来的なデザインシステム構築を見据えた下地づくり
「作って終わり」ではなく、形骸化しない運用を前提とした設計を重視しました。
④ 事業成長を支えるクリエイティブ支援
スピード感が求められるスタートアップフェーズに対応するため、
・DTP
・Web / LP改善
まで横断的に対応可能なデザイナーも追加アサイン。
単なる制作支援ではなく、クリエイティブの視点から事業成長を後押しする体制を構築しました。